子宮頸がん検診ってどんな検査?
子宮がん検診とは、主に子宮頸がんの検診のことを指しています。
子宮がん検診は、20歳以上であれば、1~2年に1回は細胞診による子宮頸がん検診を受けた方が良いとされています。
検診は、子宮頸部の表面を、綿棒などでこすり、細胞を採取します。それを顕微鏡で調べ、がんになるような異常な細胞がないか、がんがないかを発見できます。
綿棒などでこする際、少し出血することがあります。
また、検査後数日は不正出血がみられることがありますが、ほとんどが少量のみのようです。
子宮頸がん検診は、産婦人科で受けられるので、気になる症状がある方や、念のため受けておきたいという方は、近くの産婦人科へかかってみてくださいね♪
検査自体は数分で終わるものです。
また、自己採取という方法もあるようですが、正確に判定できないこともあるので、きちんと医師による検診をしてもらった方が良いかと思います。
他にも、妊娠中はできるそうですが、生理中では検査ができないそうなので、注意してください。
予防ってできるの?
子宮頸がんには、ワクチンがあります。
ワクチン接種できる対象となる年齢は、9歳~45歳までの女性です。
特に、予防という点では、9歳~16歳までの、性交未経験の方への接種が勧められています。
接種は、サーバリックス、ガーダシルと言われる2種類のワクチンがあります。
1回目の接種後1~2か月後に2回目の接種を行い、6か月後に3回目の接種を行うことで予防効果を高めます。
現在ワクチンは、子宮頸がん全体の50~70%の原因とされる、16型・18型と言われるタイプに対するワクチンがあり、これを接種することで、16型・18型の感染やがんになる以上を90%予防できているそうです。
ただし、全部の型に対するワクチンではないので、ワクチンを接種したからといって、必ず大丈夫、と言えるわけではありませんが、大半を予防できることを考えると、接種することが好ましいと思います。
また、予防接種とともに、子宮頸がん検診を受けることで、より予防効果が高まると思われます。
ただし、このワクチン接種によるものかはっきりしていない副作用の報告もあるとのことなので、受ける場合は、医師の先生と相談して、自分の体調が良い時に受けてください。
では、もし、がんになってしまったら、どうしたらいいのでしょうか?
がんになったらどういう治療をするの?
子宮頸がんのステージは以下の表であらわされます。
0期 | 上皮内癌 |
Ⅰa1期 | 間質浸潤の深さが3㎜以内で、広がりが7㎜を超えないもの |
Ⅰa2期 | 間質浸潤の深さが5㎜以内で、広がりが7㎜を超えないもの |
Ⅰb1期 | 病巣が4㎝以内のもの |
Ⅰb2期 | 病巣が4㎝を超えるもの |
Ⅱa期 | 膣壁浸潤が見止まられるが、子宮傍組織浸潤が認められないもの |
Ⅱb期 | 子宮傍組織浸潤の認められるもの |
Ⅲa期 | 膣壁浸潤は1/3に達するが、子宮傍組織浸潤は骨盤壁にまで達していないもの |
Ⅲb期 | 子宮傍組織浸潤が骨盤壁にまで達しているもの、または、がんによる明らかな水腎症や無機能腎を認めるもの |
Ⅳa期 | 膀胱、直腸への粘膜への浸潤があるもの |
Ⅳb期 | 小骨盤壁を超えて広がるもの |
そして、このステージに合わせた治療が行われます。
0期・Ⅰa1期 | 手術療法 |
Ⅰa2期~Ⅱb期 | 手術療法+術後フォローで化学療法または放射線療法、同時化学療法・放射線療法 |
Ⅲa期~Ⅳa期 | 同時化学療法・放射線療法 |
Ⅳb期 | 化学療法、緩和的局所療法・緩和医療 |
初期の手術療法では、子宮を残した手術ができるので、妊娠・出産をすることも可能ですが、がんが進行していると、子宮全摘出を行う必要性が出てきます。そうすると、妊娠・出産ができなくなってしまうので、子どもを産みたいと思っている方にとっては、とても辛いことになります。
そのため、予防接種や検診に行って、安心・早期発見をしてほしいと思います。
今回、高橋メアリージュンさんが子宮頸がんに罹患した自身の経験を本として書き記しています。
この方は、体調が悪いと感じ婦人科に受診し、念のため子宮がん検診を受けた結果、子宮頸がんと分かったようです。
そして、すぐに手術を受け、現在も定期的に通院し、経過観察を行っているといいます。
いろんな方が、自身の病気経験に基づいた著書を発行されていると思いますが、この方も、自身の経験を踏まえたうえで、子宮がん検診を受けることの大切さを伝えてくれています。
女性にとって重要な働きをする「子宮」。
将来的に、子どもを産みたいと望んでいる女性も多いかと思います。
その希望・夢を叶えるためにも、予防接種や検診を受けてほしいと思っています。
まとめ
それでは、まとめていきたいと思います!
子宮頸がんは、20代~30代での発症が増加しており、初期のころは無症状であることが多い。
子宮頸がんにならないようにするためには、ワクチン接種や、1~2年に1回子宮頸がん検診を受けることで予防に努めることが大切!
女性にとって重要な部分の病気でありながら、まだ知られてないことが多い子宮頸がん。
また、子宮の検診などは恥ずかしさがあって受診しにくい方もいるかと思いますが、自分の身体を守るためにも、是非、検診を受けていただきたいと思います。
リエ
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